SSブログ

葭原の怪鳥 [野鳥]

田植えが終わ頃に無性に会いに行きたくなる鳥がいます。葭原の底に潜み殆ど姿を見せてくれませんが、田植えが終わる頃から繁殖期に入ると頻繁に飛んでくれる古代生物の様な風貌の鳥、サンカノゴイ(山家五位:コウノトリ目サギ科 絶滅危惧種ⅠB)です。

s-DSC_55454.jpg
Nikon D300 / Nikon AF-S NIKKOR 500mm F4G ED VR + Teleconverter TC-14EⅡ
700mm (35mm換算:1050mm) 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/800sec ISO:400 露出モード:マニュアル

この鳥に初めて出会ったのは鳥を撮り始めたばかりの2007年の12月。東京港野鳥公園ででした。遥か対岸に古代魚の様な風貌の鳥がのそのそ動く姿はカワセミしか撮っていなかった私に強烈なインパクトを与えてくれましたw。家に帰って手持ちの図鑑を見ても載っておらず図鑑を買い替えるきっかけにもなりましたwそしてどうしてもその姿をもっとハッキリ見たいと思い翌年夏に印旛沼に通いその姿を追い求め3度目にしてポイントをやっと見つけ姿を視認しました・・・。しかし繁殖期を過ぎた盛夏は殆ど飛ばないため炎天下の中何時間も葭原を眺めていたのをこの時期になると鮮明に思い出しますwそしてちょうどその頃がこのブログを始めた頃ですw

s-DSC_55460.jpg
Nikon D300 / Nikon AF-S NIKKOR 500mm F4G ED VR + Teleconverter TC-14EⅡ
700mm (35mm換算:1050mm) 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/800sec ISO:400 露出モード:マニュアル

今や、この鳥を夏に撮りに行くような事は無くなりましたが、梅雨時になると必ず会いに行っていますw上の写真も今年の6月末に印旛沼で撮ったものですwたまたま私が三脚を立てた真前が塒だったようで目の前から飛び出し目の前に降りてくれましたw

日本で繁殖しているのは北海道と霞ヶ浦、印旛沼、琵琶湖のみでそれ以外は冬鳥として少数日本にやって来るのみです。体長70cmとちょうどチュウサギ位の大きさですが翼の幅が大きいせいか飛んでいる時は非常に大きな鳥に見えますw古代の生物の様な風貌とは裏腹に非常に臆病で危険と感じるとヨシゴイの様に首を伸ばして葭に擬態しようとします。目を見ると何かひょうきんな感じがしませんか?w

撮影地:印旛沼
撮影日:6月末
nice!(12)  コメント(7)  トラックバック(0) 

nice! 12

コメント 7

こうちゃん

まるで恐竜時代の鳥ですね。
by こうちゃん (2010-08-06 19:53) 

まっちゃん

なんだかでかそうな鳥ですね〜
by まっちゃん (2010-08-07 08:55) 

adagio

こうちゃんさんへ

 非常に特徴的な鳥ですw何度見ても飽きません・・・w

まっちゃんさんへ

 意外とでかくは無いんですよwアオサギやダイサギの方が大きいですw
by adagio (2010-08-07 22:57) 

アヨアン・イゴカー

>古代生物の様な風貌の鳥、サンカノゴイ

この爪の脚と、この顔の飛行物体が自分に向かってきたら、それは恐いでしょうね。外見が恐い。
しかしながら、ひょうきんと言えばひょうきんですね。


by アヨアン・イゴカー (2010-08-08 14:08) 

adagio

アヨアン・イゴカーさんへ

 全体的な風貌は確かに怖いのですが、目つきがひょうきんなんですよw
 何か憎めない奴ですw
by adagio (2010-08-08 14:41) 

sarry

見た目は臆病には見えないなー
色合いが恐竜っぽいですよね、しかし素晴らしい飛翔写真ですね!

by sarry (2010-08-11 18:18) 

adagio

sarryさんへ

 見た目には堂々としていますが結構臆病ですw目の前を飛んでくれた
 のでラッキーでしたw
by adagio (2010-08-12 21:26) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

久し振りのブログ夏の葭原で ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。